なるほど!ITパスポート試験入門

初級シスアドとの違い

初級シスアド試験は、情報処理部門の情報化推進者としての知識や技能が問われる試験ですが、ITパスポート試験はITが無視できない現代日本の社会人に共通的に求められる基礎知識が問われる試験であるため、性質が違います。
ITパスポート試験導入にあたっては、平成14年度に経済産業省が設定したITスキル標準(ITSS)の存在が無視できません。
このITSSは各種IT関連サービスの提供に必要とされる能力を明確化・体系化した指標で、ITサービス・プロフェッショナルの教育・訓練等にも有用な共通枠組を提供しよう、という趣旨のもとにスタートしました。
このため、初級シスアドが主にユーザーサイドに立っていた試験であったのに対して、ITパスポート試験はベンダーサイドの人材を対象としている、という違いが出てきます。
またIT社会であるという前提のため、専門性を極めるより、広く社会人としてITスキルを発揮する人材を育成する試験がITパスポート試験と考えられます。
初級シスアドとITパスポート試験を簡単に対比するのは難しいのですが、ITパスポート試験はITSSを背景にそれぞれのスキル標準に見合う形の改定が行われたと考えて妥当と思われます。